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学術集会長よりご挨拶

第3回日本移植・再生医療看護学会 学術集会
学術集会会長 志自岐康子

日本移植・再生医療看護学会は平成17年に創設されたばかりの新しい学会です。その目的は、「高度先進医療が対象に恩恵をもたらす一方、高度先進医療によって惹起される健康問題や看護問題を探求し、それらの問題を解決するための看護ケアや看護・医療システムの開発に関する研究を行う」ことです。昨今、生体腎移植における倫理が社会的問題となっており、本学会も、人々の安全及び尊厳、権利が保証される移植・再生医療のあり方を検討し、これを実現するために、看護者として何ができるか、何を行うべきかを考え、発信していく必要があると考えます。

 今回の学術集会では、メインテーマを「移植・再生医療と倫理の調和―今、看護者に問われていること―」としました。このテーマは、移植・再生医療といった先端医療における看護の専門性確立に向けて、倫理的課題を明らかにし、その対応も含めて、看護ケアの方法論を開発し、看護者の役割等を構築するために、議論し検討していこうという意気込みから生まれました。移植・再生医療に携わる看護者、移植コーディネーター、及びその他の医療者や管理職、研究者、教育者など多くの方々の参加をお待ちしております。

 また、今回は、移植・再生医療における看護者の仕事について一般の人々にも知っていただく機会にしたいとも考えています。移植・再生医療に携わる医療チームの中での看護者の役割を理解して頂くと共に、看護者に対して人々が何を期待しているかを探ることができればと考えています。

 このような目的を達成できる有意義な学術集会とするため、プログラムの企画を考えている段階です。具体的に内容が決まり次第、このホ−ムペ−ジに掲載いたしますので、どうぞご覧ください。

(首都大学東京健康福祉学部看護学科 学科長・教授)

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